哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ヘラクレイトスについて その2

 さて、資料は少ないながらも引用された断片的な言葉が現在まで残されている哲学者ヘラクレイトスは前回も紹介しましたが難解な思想家として知られていました、その難解さから「謎かける人」という異名まで付けられたそうです。そんな断 […]

ヘラクレイトスについて その1

 前回まで紹介していた哲学者アナクシメネスは現存する資料が少ない故に謎多き人でした、そんな謎繋がりで、今回から紹介するのはヘラクレイトスです。生没年はハッキリせず、紀元前540年頃から紀元前480年頃とされています、それ […]

アナクシメネスについて その3

 今回の記事で最後となりますが、謎多き人物のアナクシメネスが提唱した「万物の根源は空気である」という考えは、それまで定義されていなかった万物の生成に消滅の関係、この説は魂も空気から構成いるとする点では、人間もこの原理に関 […]

アナクシメネスについて その2

 さて、前回から紹介しているアナクシメネスですが、彼が師の教えから考え出したのは「感覚的に経験できる”空気”こそが、万物の根源である」です。タレスが「万物は水」だと唱えたのに対し、アナクシメネスは […]

アナクシメネスについて その1

 週末も終わりを迎え、明日から連休明けの人もいるでしょう、気持ちを切り替えて新しい空気や、連休前の空気に戻る人もいるでしょう。そんな本日から紹介する哲学者は「万物の根源は空気である」と説いた謎多き賢人アナクシメネスです、 […]

メリッソスについて その3

 今回で最後となるメリッソスですが、彼の思想、主張は前回の記事で紹介しました。それによって彼は空虚を否定することによって、ものが動くための隙間や凹みを考えることを許されないと考えたのです。この主張によって一般の運動が否定 […]

メリッソスについて その2

 さて、前回はメリッソスに関する逸話を紹介しましたが、本日から彼の思想を紹介していきます。彼は師であるパルメニデスの「実在の定理」から継承し、独自の解釈した上で発展させた事は書きました。その解釈は真に存在するものは不生不 […]

メリッソスについて その1

 本日から紹介する哲学者は、このブログで紹介したパルメニデス、ゼノンに続き、存在の不動性を主張していくことを目的を主としたエレア学派の哲学者として知られる「メリッソス」です。 彼は紀元前470年頃にギリシアのイオニア地方 […]

ディオゲネスについて その5

 さて、今回で最後となる哲学者ディオゲネスですが、彼は自身の人生を通し、「自由人」となることで、何も必要としない事こそが「神」の持つ性質であり、必要なものが少なければ少ないほど神に近い、簡易的な理想の生活が送れると悟り、 […]

ディオゲネスについて その4

 ディオゲネスは哲学者として、人生の目的は「徳」であり、人は自然的な欲望を持っていることは醜いことではない。幸福を手に入れるためには、人が本来持っている自然的な欲望を簡単な方法で実現させ、満足させることだと説いたのです。 […]

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