哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

8月, 2018

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その5

 さて、同時代を生きた哲学者ルソーと最初は良好ながら最後は決別してしまったヴォルテールですが、今回から彼の思想について触れていきます。そもそも、ヴォルテールが後世まで名を残したのは、彼が「啓蒙思想」の典型を唱えたからです […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その4

 生前から優れた知性と多大な影響力から「ヴォルテールの時代」と称される程の人物だった彼が、哲学者のルソーと出会ったのはヴォルテールが宮廷で余興劇を音楽家と共同で書き、その仕上げた加筆を任せたのだ最初です。その後、ルソーは […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その3

 哲学者としてより、文筆家として喜劇を発表するなどの活動をしていたヴォルテールですが、イギリスに渡った事で哲学に惹かれ、帰国後はフランスの旧体制を批判したことで、18世紀における自由主義の1つの象徴とみなされたのです。民 […]