哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

10月, 2017

ジョン・ロックについて その6

 本日で最後となるジョン・ロックは独自の解釈で、それまで誰も疑わなかった「認識」に対して異を唱えたロックですが、他にも彼は物体の性質についても触れています。曰く、物体の性質は外物に由来する客観的な個性・延長性・形状等を持 […]

ジョン・ロックについて その5

 さて、前回まで彼の生涯と、少しだけ哲学について書きましたが、本日からは彼の「哲学」について、もう少し掘り下げていきます。まず、哲学では自分が感じたり、聞いた事に対する「認識」を追求する事がありますが、ロックの場合も自分 […]

ジョン・ロックについて その4

 絶対王政の風潮が強く、国民が国の方針について意見を持てなかった当時、ロックの著作が民衆の意識を変えて、国の在り方自体に影響を与えた事は前回の記事で少し触れました。「国家はみずからの意志に基づいて統治する権利を持つが、そ […]

ジョン・ロックについて その3

 当時の人々にも影響を与え、時代を代表する思想家と呼ばれるに相応しい著作を書き上げたジョン・ロックは更に1693年頃に「教育論」と、そして1696年にはある委員会の委員となり、1704年にエセックス州のオーツで世を去りま […]