哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ヘラクレイトスについて その2

 さて、資料は少ないながらも引用された断片的な言葉が現在まで残されている哲学者ヘラクレイトスは前回も紹介しましたが難解な思想家として知られていました、その難解さから「謎かける人」という異名まで付けられたそうです。そんな断片から読み取られた彼の代表的な思想を挙げるなら、それは自然万物の普遍の現象に注目し、そこに隠された普遍的な法則があると説いた「ロゴス」というものです。前回のアナクシメネスが「万物は空気」だと説いたのに対して、ヘラクレイトスは「自然の根本原理は火である」と主張したそうです。
 絶えず万物を燃やし、煙になり、揺れ動く様子から「火」を万物の変化そのもので把握して、有名な「人は同じ河に二度と入ることはできない」という言葉で「万物流転」、即ち「パンタ・レイ」の考えを展開したのです。これだけでヘラクレイトスの哲学、思想を難しく感じるでしょうが、次回の記事で紹介する「流転説」などは更に難しく感じるかもしれません。

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