哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

9月, 2017

ジョン・ロックについて その2

 一時は大学の研究員となり、講師まで務め、けれど意気投合したシャフツベリ伯爵アントニー・アシュリーの元へ行く為にロンドンに行き、彼の政治活動を後押しするも失敗。それが原因でオランダに亡命したジョン・ロックは伯爵が世を去っ […]

ジョン・ロックについて その1

 本日から紹介するジョン・ロックはイギリス出身の哲学者で、「イギリス経験論の父」と呼ばれ、代表的な著書の一冊「人間悟性論」(「人間知性論」)で経験的認識論を体系化して、政治哲学者としての側面を持つ人物としても有名です。1 […]

ルネ・デカルト その8

 さて、今回が最後となる哲学者ルネ・デカルトですが、最後は前の記事で少し触れた「情念論」についてです。これはデカルトの代表的な著作「方法序説」の第5部に書かれた「日本の魂」に似ている事が書かれています、1649年頃に執筆 […]

ルネ・デカルト その7

 「方法序説」の第4部にて、ほぼ自分の哲学を確立したデカルトですが、この著書は第6部で構成されているので、残りの2つも紹介します。まず、第5部ではデカルトが探し求めた自然学の様々な問題の秩序、特に心臓の運動や医学に属する […]