哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

5月, 2017

ニッコロ・マキャヴェリについて その6

 さて、本日で最後となるマキャヴェリですが、代表的な著作「君主論」で彼は自身の掲げる「理想の君主」に必要な事を説きました。前回の記事で大体は紹介しましたが、人の上に立つ為の「人の道」と、狐とライオンを例えに「獣の道」を説 […]

ニッコロ・マキャヴェリについて その5

 マキャヴェリの代表的な著書「君主論」については、前回少しだけ触れましたが、今回は彼の唱える「理想的な君主」について紹介していきます。彼は著作において「フォルトゥーナ(運命)」と「ヴィルトゥ(技量)」という考え方を用いて […]

ニッコロ・マキャヴェリについて その4

 職を失った間に執筆した「君主論」にて評価を取り戻したマキャヴェリですが、そもそも「君主論」には具体的に何が書かれていたのか、これらを本日から紹介していきます。まず、君主論は全体で26章から構成される著作で、第1章では「 […]

ニッコロ・マキャヴェリについて その3

 本日で3回目となるマキャヴェリは、先の記事で紹介した様に43歳という当時としても若い時に世俗から離れる事になりました。当時の生活に関する資料は手紙のみですが、元来の陽気な性格や人徳もあり、あまり苦労はなかったそうです。 […]