哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

メリッソスについて その1

 本日から紹介する哲学者は、このブログで紹介したパルメニデス、ゼノンに続き、存在の不動性を主張していくことを目的を主としたエレア学派の哲学者として知られる「メリッソス」です。
彼は紀元前470年頃にギリシアのイオニア地方のサモス島出身で、イタイゲネスの子と伝えられています。この事から、彼は「サモスのメリッソス」と呼ばれる事があったそうです。やがて、彼は「ある」とは、どんな事かと問いかけたパルメニデスに師事したとされており、パルメニデスが提唱した「あるもの」についての実在の思想を、自分だけの解釈で発展させ「【あるもの】は空間的にも無限である」と提唱したのです。
 前回まで紹介していたディオゲネスは現在まで残る逸話が多い人物でしたが、このメリッソスも人々から賞賛された政治家だったといわれ、ペリクレスが率いるアテナイの艦隊がサモスに侵攻してきた際に、周囲の推薦で海軍の司令官になってサモスの人々を率いて、見事に海戦の勝利を収めて武勲を称えられたという話があるそうです。

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