哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

4月, 2018

ジャン=ジャック・ルソーについて その8

 少し長くなりましたが、ここにきて漸くルソーの哲学について触れます、それが前回の記事の最後に触れた化学アカデミーの懸賞付き論文の募集広告です。その課題内容が「学問及び芸術の進歩は道徳を向上させたか、あるいは腐敗させたか」 […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その7

 パリでの立身出世を願い、けれど思った様な評価は得られず、その頃にホテルで働いていたテレーズと恋仲になります。ただ、2人は決して互いを捨てない、けれど結婚もしない、という条件で添い遂げる事になり、本当に晩年まで結婚しませ […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その6

 色々ありましたが、結果として何かと世話になった夫人が経済的に苦しい状況にあると知ったルソーは、パリで成功して、夫人に恩返しする事を目指します。そこで、1742年に数字によって音階を表す音楽の新しい記譜法を考案して、それ […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その5

 恋をした夫人との深い関係の生活を、後にルソーは幸福ではなかったそうです、更に追い打ちをかける様にルソーは薬品の事故に巻き込まれ、生死の境をさ迷いました。その後も回復する傾向が見られず、農村で療養する事になります、そこで […]