哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

6月, 2017

パラケルススについて その4

 今回で最後となるとなるパラケルススは、人や自然は全て神が作った、そんな風に考えるのが自然だった中世ヨーロッパにおいて、「哲学者」として「神」の存在は肯定していました。そして、自分達が生きる世界は一つではなく「地上世界」 […]

パラケルススについて その3

 さて、逸話や伝説などが多く、如何なる人物か謎のパラケルススですが、彼の「哲学者」を挙げるなら外せないのは前回の最後に少し触れた「四大元素」と「アラビアの三原質」です。まず、パラケルススの主な思想としては、全宇宙を一つの […]

パラケルススについて その2

 医者の家に生まれながら、哲学を学び、青年時代は各地を回り、数多くの分野を学んだ故に様々な人物像が飛び交うパラケルスス。そんな彼ですが、モニュメントに肖像画、それから生涯に関しては初期の哲学者に比べれば情報は残っているそ […]

パラケルススについて その1

 本日から紹介する「パラケルスス」は哲学者の一面もありますが、謎の多い人物でもあります、残された資料によると本名テオフラストゥス・フォン・ホーエンハイム、または後世ではテオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボン […]