哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

7月, 2014

エレア派のゼノンについて その2

 前回から紹介している「エレア派のゼノン」ですが、本日は彼が提唱した概念「パラドクス」について説明します。この話で具体例として使われるのが「アキレスと亀」です。先に書かれている「アキレス」とは神話に登場する俊足で有名な神 […]

エレア派のゼノンについて その1

 前回の記事で紹介した「パルメニデス」ですが、彼には弟子がいました。それが「エレア派のゼノン」です。なぜ、わざわざ「エレア派」と付けるかと言えば、後に似たような名前の哲学者が居るからです。ですが、名前が同じだけです。エレ […]

パルメニデスについて その2

 前回に記事で紹介した容姿端麗なパルメニデスですが、彼の基本的な思想は「人間の感覚で導き出される真理は信用できない、全ては理性的に考えるべき」というものです。例えばコップ一杯の水を熱して、コップから水が消えても「消失」は […]

パルメニデスについて その1

 前回の記事の最後に名前を出した「パルメニデス」は当時ギリシアの植民地だったエレア、現在の南イタリアの裕福な家に生まれたそうです。そして、地元の法律制定に関わるなど政治的活動も行っていたそうです。また、詩作が得意で自身の […]