哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

6月, 2016

アナクシマンドロスについて その2

 今回は後世に様々な功績を残したアナクシマンドロスの哲学者として思想を紹介します、彼は師であるタレスの唱えた「万物の根源は水である」という考えに対し、「世の中には、火もあれば水もあり、相反するもので溢れている」という考え […]

アナクシマンドロスについて その1

 本日から紹介する哲学者は生没年は約紀元前610年から546年、ギリシア出身の「アナクシマンドロス」です。彼はミレトス学派の哲学者で「万物は水」だと説いたタレスの弟子にして後継者で、人類最初の哲学者の一人として数えられ、 […]

ヘラクレイトスについて その4

 さて、今回で最後となるヘラクレイトスですが、彼の定義した流転説ですが、その続きがあるのです。すなわち、ヘラクレイトスは結合と分離を繰り返す万物の無秩序な変化に「万物流転の真理」を見出したのでしょう。こうした提唱は、パル […]

ヘラクレイトスについて その3

 前回はヘラクレイトスの「火」に関する考えを紹介しました、そして最後に書いた「流転説」について紹介していきます。著作から引用されただろう言葉では「自然は本来自らの中に矛盾と対立を含み、対立物の争いことが世界の法(ゲイケー […]

ヘラクレイトスについて その2

 さて、資料は少ないながらも引用された断片的な言葉が現在まで残されている哲学者ヘラクレイトスは前回も紹介しましたが難解な思想家として知られていました、その難解さから「謎かける人」という異名まで付けられたそうです。そんな断 […]