哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

カール・ハインリヒ・マルクスについて その5

 本日で最後となるマルクスですが、彼の提唱した社会観、歴史観は「唯物史観」と呼ばれています、さらにマルクスは労働の分業化を押し進めていた資本主義を批判し、人間の「物象化」や「疎外」といった概念を打ち出して「資本論」にまと […]

カール・ハインリヒ・マルクスについて その4

 マルクスが哲学者としての立場を確立したのが「唯物弁証法」です、これはフォイエルバッハの「唯物論」を土台として、そこにヘーゲルの弁証法的な考えを取り入れることによって打ち出した考え方です。そもそも、「唯物論」とは、観念、 […]

カール・ハインリヒ・マルクスについて その3

 さて、国籍を捨て、親友と妻の助けを得てマルクスが辿り着いたの思想が「科学的社会主義」、または「マルクス主義」なのは前回の記事で書きました。そんなマルクスの経済や資本に関する著書は生前に出版されたものもあれば、彼が世を去 […]

カール・ハインリヒ・マルクスについて その2

 幼少期から青年期にかけて当時の気風から政府が行う弾圧を見てきたマルクスですが、彼が国籍を捨てて亡命することになったのは大学を卒業した後です。ボン大学からベルリン大学へ学ぶ場所を移した際、ヘーゲルの哲学と国家学に興味を持 […]

カール・ハインリヒ・マルクスについて その1

 本日から紹介するのは、20世紀最大の思想家で科学的社会主義の祖と呼ばれるカール・ハインリヒ・マルクス氏です。ですが、彼は哲学者と思想家、経済学者の他に革命家という事で世に名を残しています。生まれはドイツの古都トリールで […]

アダム・スミスについて その4

 本日で最後となるアダム・スミスは、利己心を社会全体の繁栄のために不可欠な要素であると説き、私利私欲の追求は公益につながり、国家は経済活動への干渉を最小限に抑える“小さな政府”、“安価な政府”とする「夜警国家論」を主張し […]

アダム・スミスについて その3

 当時の時代背景とブログでも紹介した哲学者ヒュームとの親交、また道徳哲学に関しても自然法思想やスコットランド啓蒙の中心人物であった哲学者から教えを受け、スミスは自身の思想に大きな影響を受けました。そんなスミスが唱えた思想 […]

アダム・スミスについて その2

 母校のグラスゴー大学で倫理学教授になり、その頃に出会った哲学者ヒュームとの親交は、スミスの思想に大きな影響を与えたそうです。また、時代背景としてはスミスが生きた18世紀のイギリスは政治の民主化や近代西欧科学の普及、技術 […]

アダム・スミスについて その1

 本日から紹介するのは「古典経済学の祖」を称される哲学者アダム・スミスです、1723年頃にスコットランドのカーコーディに生まれ、青年期はグラスゴー大学で、同大学を代表するスコットランド啓蒙の中心人物だったフランシス・ハッ […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その11

 本日で最後となるルソーの著作「社会契約」は、人民、つまり民衆にも意思があり、自分達で法を定めて従う権利がある、という民主主義の基本理念を説いた、という事は少し前の記事で紹介しました。このルソーの思想には、人民は共同体の […]

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