哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

7月, 2017

ルネ・デカルト その1

 本日から紹介するのは「我思うゆえに我あり」の名言を残した哲学者ルネ・デカルトこと「デカルト」です。彼が生まれたのは1590年頃、中部フランスの西側で、父はブルターニュの高等法院評定官で、母親は病弱で、デカルトを生むと1 […]

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパについて その4

 本日で最後となるアグリッパですが、主な著作「隠秘哲学について」で書かれた「自然魔術」については、彼より先に論じた人物が居ます。それが「自然魔術」では中世における魔術師と錬金術師、また近代の科学者の中間の存在と評されてい […]

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパについて その3

 さて、当時は何かと問題視されていたアグリッパですが、彼の思想と似た様な研究はパラケルススやロイヒリンがしていましたが、彼は「魔術」を単なる迷信や思い込みで捉えるのではなく、それをユダヤ教の伝統に基づいた神秘主義思想であ […]

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパについて その2

 さて、アグリッパを「哲学者」として紹介するなら、絶対に外せないのが旋回の記事で少し触れた「オカルト哲学」、彼の主な著作とされる三部作の「隠秘哲学について」は神秘的秘術の象徴とも言われているそうです。彼の思想が「賢者の石 […]

ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパについて その1

本日から紹介するハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ、一般的にアグリッパと呼ばれる人物は、1486年頃にドイツのケルンで生まれたそうです。このブログでは今まで様々な哲学者と思想を紹介してきましたが、恐らくアグリッパほど特 […]