哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

8月, 2017

ルネ・デカルト その6

 デカルトの名言「「我思うゆえに我あり」の元になった思想は、前回の記事で少し触れましたが、疑わしい考えや思想を観察、反省する事で生まれた彼の哲学の基礎です。著書「方法序説」の第4部では、唯一絶対の哲学を作るために、確実に […]

ルネ・デカルト その5

 前回の記事では「方法序説」の第2部でデカルトの論理の規則について紹介しました、彼は23歳という若さで、自身の哲学の「原理」を見出していないと気付き、そこから間違った見解などを自分の中から追い出す事に時間を費やしたそうで […]

ルネ・デカルト その4

 「我思う、ゆえに我あり」という近代哲学の新しい思想を築いたデカルト、彼の代表的な著作の一つ、前回の記事の最後に紹介した「方法序説」の冒頭も彼の哲学を表す有名な一文です。ここから、デカルトはあらゆる学問を考察して自身の学 […]

ルネ・デカルト その3

 さて、講義の為に早起きをして、それが要因で体調を崩し、世を去ると言う少し変わった最後を迎えたデカルト。今回から彼の思想に触れていきます、彼の残した名言「我思う、ゆえに我あり」は哲学史上の中でも有名な命題とも言えます、考 […]

ルネ・デカルト その2

 前回の記事から続き、今回も彼が哲学に至る前の遍歴を紹介します、20歳で法学士の学位を受けたデカルトは書斎の中で読む本ではなく、世間という大きな書物に身を投じる事を決意します。22歳の時にオランダで軍隊に加わりますが、そ […]