哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

8月, 2016

エンペドクレスについて その1

 本日から紹介する哲学者「エンペドクレス」は多元論者と呼ばれた「弁論術の祖」と称される天才でした。生没年は紀元前490年頃から紀元前430年頃まで、生まれはシチリア島のアクラガス(現在のイタリア、アグリジェント)の出身で […]

ゴルギアスについて その3

 さて、本日で最後となる哲学者ゴルギアスですが、彼の哲学なゼノンの理論を駆使して「何ものも存在しないということ」また「存在したとしても我々はそれを知る術がないこと」そして「仮に知ることが出来ても、我々の知識を人に伝えるこ […]

ゴルギアスについて その2

 哲学者ゴルギアスは評価されたものの、プラトンは真理の追究の為ではなく、社会的成功の為だけに自分の弁術論を振るうソフィスト達を「食べる人の栄養価を考えず、大衆の舌を喜ばせようと腕をふるう料理家」と非難したそうです。ですが […]

ゴルギアスについて その1

 本日から紹介する哲学者ゴルギアスは前回まで紹介した哲学者プロタゴラスの唱えた「ソフィスト」の代表的な人物で、彼と共にソフィストの第一世代であり、生没年は紀元前487年頃から紀元前376年頃、シチリアのレンティーニに生ま […]