哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

3月, 2018

ジャン=ジャック・ルソーについて その4

 また放浪生活に戻ったルソーは音楽が好きだったので、自称音楽家として音楽教師になろうとしました。そこからルソーは紆余曲折を経て、フランス大使館の書記官の計らいでパリへ行く機会を与えられます。パリは華やかなイメージですが、 […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その3

 前回の記事でルソーの生涯に多大な影響を与え、また彼が恋をしたヴァランス夫人ですが、直ぐに2人が一緒に暮らす事はありませんでした。まず、ヴァランス夫人はルソーにカトリック教徒になるように、とトリノの救護院に行くように手配 […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その2

 身内の手ほどきだけで読み書きを覚えたルソーですが、それが若い時に高い評価を受ける事もなく、幼少期に預けられた先では肉体的な苦痛を強いられることがあり、それにより素行が悪く、虚言癖や被害妄想を持つようになったそうです。そ […]

ジャン=ジャック・ルソーについて その1

 本日から紹介するのは、このブログで紹介した数人の哲学者が影響を受けた、近代市民社会 となった哲学者ルソーです。ルソーと言えば、このブログで紹介したカントやヘーゲルに影響 え、ヒュームと交流があった人物ですが、実際は問題 […]