哲学
9 08 2013
はじめに 十七 「哲学史の諸報告は、テクストに関する、一種のスローモーション、凝固あるいは静止を表象=再現前化していなければならず、しかも、その諸報告が関係しているテクストばかりでなく、その諸報告がその内部に潜んでいる当 […]
7 08 2013
はじめに 十六 「……。哲学史は、絵画におけるコラージュの役割にかなり似た役割を演じるべきだと、わたしたちは思われる。哲学史とは、まさに哲学の再生産である。哲学史における報告は、正真正銘の分身として作用しなければならず、 […]
6 08 2013
はじめに 十五 「無知を埋め合わせてしまえば、それは 書くこと(エクリチュール)を明日に伸ばすことになる。いやむしろ、それは書くことを不可能にすることだ。おそらく、書くことが死とのあいだに、沈黙とのあいだに維持していると […]
2 08 2013
はじめに 十四 「《ひと》、それは何と素晴らしいものであろうか。そこにこそ、あのエレホンから必然的に派生するサイエンス・フィクションというアスペクトがある。この書物が現前させるべきはずであったこと、それは、以上からして、 […]
31 07 2013
はじめに 十三 「現代哲学のなすべき仕事は、、、といつた二者択一を克服することにある。ニーチェに続いて、わたしたちは、時間[時代]と永遠性よりもさらに深遠なるものとして、かの反時代的なものを発見する。」 これは、何の解釈 […]
30 07 2013
はじめに 十二 また長い引用です。 「経験論の秘密は、以下のように言えよう。経験論は、けっして概念に対する反動ではないし、たんに経験にすがることでもない。それどころか、経験論とは未見にして未聞の、このうえなく発狂した概念 […]
26 07 2013
はじめに 十一 「哲学の書物は、一方で。一種独特な推理小説でなければならず、他方では、サイエンス・フィクション[知の虚構]のたぐいでなければならない。推理小説ということでわたしたちが言わんとしているのは、どの概念も局所的 […]
24 07 2013
はじめに 十 「問題的なものと差異的=微分的なものは、闘争あるいは破壊の規定であって、この場合の闘争、破壊とは、それに比べれば否定的なものの闘争や破壊が仮象にしかならないような、また美しき魂の祈りがどれもこれも仮象のなか […]
22 07 2013
はじめに 九 「けれども、わたしたちの信ずるところで、諸問題がおのれに固有な定立性の段階に達するとき、また、差異がその段階に対応した肯定の対象になるとき、その諸問題は、或る攻撃の力(ピユイサンス)を解き放つのであり、この […]
18 07 2013
はじめに 八 「同一なものから解放され、否定的なものから独立するようになった純粋な諸差異を援用するには、数々の危険がつきまとう。」 さて、純粋な諸差異にはどんな危険が付き纏うというのでしょうか。先に進みます。 「その中で […]