哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

哲学

パルメニデスについて その2

 前回に記事で紹介した容姿端麗なパルメニデスですが、彼の基本的な思想は「人間の感覚で導き出される真理は信用できない、全ては理性的に考えるべき」というものです。例えばコップ一杯の水を熱して、コップから水が消えても「消失」は […]

パルメニデスについて その1

 前回の記事の最後に名前を出した「パルメニデス」は当時ギリシアの植民地だったエレア、現在の南イタリアの裕福な家に生まれたそうです。そして、地元の法律制定に関わるなど政治的活動も行っていたそうです。また、詩作が得意で自身の […]

ヘラクレイトスについて その4

 前回は名言を幾つか紹介したヘラクレイトスですが、彼に関する逸話は他にも残っています。例えば彼が生まれたエフェソスでは美味しい物を満腹まで食べる習慣があり、敵軍に包囲されても同じ様な状態で大変な食糧不足になったそうです。 […]

ヘラクレイトスについて その3

  前回のから紹介しているヘラクレイトスですが、彼が残したとされる言葉は数多くあります。これはディールス・クランツという人物が記した「ソクラテス以前の哲学者断片集」のヘラクレイトスの欄に掲載されているそうです。これが本当 […]

ヘラクレイトスについて その2

 前回の記事ではヘラクレイトスですが、彼は「全ての物は流転している」という考えも持ち、自然は絶えることなく変化し続けていると唱えています。ですが、その中で古代ギリシア語で「思想」や「概念」という意味を持つ「ロゴス」を世界 […]

ヘラクレイトスについて その1

 前回の最後に名前だけ紹介した哲学者「ヘラクレイトス」は以前の記事で紹介した「タレス」で出身地ミレトス(現在のトルコ)から近い場所、エフェソス(現在のエーゲ海沿岸)に紀元前544年から535年頃に生まれたとされています。 […]

ピタゴラス その2

 前回の記事ではピタゴラスが発見した「数式」や「音階」を紹介しました。そんなピタゴラスは紀元前580年から560年頃のギリシアで生まれ、南イタリアを旅した後に40歳で多くの弟子を得たそうです。そんなピタゴラスの思想は「物 […]

ピタゴラスについて その1

 今回から紹介する「ピタゴラス」ですが、この名前を聞いて色々な物がドミノの様に連動して簡単な事をする大掛かりな仕組みを連想した方も居るかもしれません。ですが、ここで紹介するのは哲学者の「ピタゴラス」です。彼の哲学は前に紹 […]

タレスについて その3

 アリストテレスが「哲学の創始者」として書籍に紹介した「タレス」ですが、あまりに古い人物なので詳細な資料は残っていないそうです。ですが、先のアリストテレスの他にもプラトン等が逸話を残しているそうです。曰く、周囲が結婚を勧 […]

タレスについて その2

 前回の記事で紹介したタレスですが、彼の考えた哲学はソクラテスが書籍で記した他は資料が残っていないそうです。そんな数少ない中でハッキリしているのは、タレスは「万物の「根源」を「水」と考え、この世に存在する全ては水で生成さ […]

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