哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ピタゴラスについて その1

 今回から紹介する「ピタゴラス」ですが、この名前を聞いて色々な物がドミノの様に連動して簡単な事をする大掛かりな仕組みを連想した方も居るかもしれません。ですが、ここで紹介するのは哲学者の「ピタゴラス」です。彼の哲学は前に紹介した「プラトン」に多大な影響を与えたとされています。そんな彼は数学で正式名称が残されています。それが「ピタゴラスの定理」です。これは「直角三角形の斜辺の長さを二乗、つまり二回かけると他の二辺の長さを同じくニ乗して足した数字に等しい」という事です。おそろく数学の中でも簡素で覚えやすい数式として有名でしょう。この他にも「ピタゴラス」の名前がついた物があります。それは「音」です。これは現在の音階と少し違うそうですが、彼が鍛冶屋の近くを通った際に聞こえた金槌の奏でる音に法則があると発見したのです。これは「ピタゴラス音律」と呼ばれています。諸説ありますが、これは「最古の音階」とも言われているそうです。次回は彼の思想について紹介します。

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