哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

哲学

フランシス・ベーコンについて その3

 前回では、ベーコンが出世する際に力を借りた人物を無下にした事で「人格的」には低評価を受けていると書きました。ですが、彼が残した「哲学」は高評価されています。それが「経験論」です。まず、彼の唱えた「哲学」では真理に辿り着 […]

フランシス・ベーコンについて その2

 前回から紹介しているイギリスの哲学者フランシス・ベーコンですが彼が出生したのは随分と年を取ってからです。ですが、彼は「近世哲学の開祖」と呼ばれる重要人物でもあります。彼は「過程が真理ならば、その結果も真理である」という […]

フランシス・ベーコンについて その1

 前回は「哲学者」より「科学者」のイメージが強い「ガリレオ・ガリレイ」を紹介しましたが、本日から紹介する「フランシス・ベーコン」は「哲学者」として有名な言葉を残した人物です。名前が「フランシス」なので、フランス人と思うで […]

ガリレオ・ガリレイについて その3

 前回の記事から「哲学者」として紹介している「ガリレオ・ガリレイ」ですが、彼の実験など「自分の目で見た事象しか信じない」と姿勢は当時は非常識な考えだったのです。なぜなら、彼が生きた時代はキリスト教を唱えた教会が強い権力を […]

ガリレオ・ガリレイについて その2

 さて、前回の記事から取り扱っている「ガリレオ・ガリレイ」ですが、やはり哲学者よりも科学者としての印象が強いでしょう。なぜなら、彼より前の運動を数字で研究する方法はされていないと考えられており、当時は絶大な影響力を持って […]

ガリレオ・ガリレイについて その1

 十月も下旬近くなり、夜になると肌寒くなりました。この時期は運動に食欲、芸術に読書と「秋」を満喫する方法が数多くあります。読書の秋では是非とも今まで紹介した哲学者の著書を一読してほしいです。ただ、耳慣れないという理由で近 […]

トマス・アクィナスについて その2

 十月半ばになり、本格的な秋になりました。今月末は「ハロウィン」なので、街に出ると西洋カボチャの飾り付けた目にとまります。元はケルトの習慣だった様ですが、今はキリスト教の行事でもあるそうです。そんな本日は前回の記事の続き […]

トマス・アクィナスについて その1

 前回の記事で紹介したキリスト教の考え方を反映した思想を打ち出したアウグスティヌスですが、本日から紹介する哲学者もキリスト教の考えを用いています。彼の名は「トマス・アクィナス」と言い、1225年頃に南イタリアの貴族として […]

アウグスティヌスについて その2

 前回の記事で司祭にもなった哲学者アウグスティヌスを紹介しましたが、彼の説いた哲学的な思想はキリスト教に深く結びつけた内容です。彼の思想では新プラトン主義の悪は存在せず、善が不完全なだけであるという考えから神は絶対的善で […]

アウグスティヌスについて その1

 前回の記事で「理想」と説いた哲学者「トマス・モア」を紹介しましたが、若い頃に奔放にしていた人もいます。それが本日から紹介する哲学者「アウグスティヌス」です。彼には記念日があり、また守護聖人として扱われる事もあります。で […]

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