哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

哲学

エピクロスについて その6

 「人間の魂」に関心を向け、その中心を「快楽」だと説いたエピクロスですが、一般的に哲学のイメージには合わない内容です。「哲学」と聞いて連想されるのはカントが追求した「理性」や様々な「現象」だったり、他にも「原理」や「論理 […]

エピクロスについて その5

 前回からエピクロスの哲学を少し紹介しましたが、実は現存する資料は数が少ないのです、前回の記事で一部を引用した「ピュトクレス宛の手紙」も、そんな数少ない資料の一つです。そう書くと自分で何も書かない人かと思うでしょうが、3 […]

エピクロスについて その4

 さて、前回から紹介している哲学者エピクロスですが、元々は自然の研究をしていたそうです。それが人間の悩みや痛みなどに移行する要因が「安心」と「自信」です、これに関して、ピュトクレスという人に宛てた手紙で「空の事を考えて辿 […]

エピクロスについて その3

 さて、前回はエピクロスの人生を大まかに紹介しましたが、今回から彼の「哲学」について紹介していきます。彼は「快楽が最高の善であり、それこそが人生の目的である」という「快楽主義」と説きました。ですが、これは自分が気持ちいい […]

エピクロスについて その2

 さて、7月も本日で終わり、明日から8月に突入します。最高気温が30度を超える日が当たり前の様になり、セミの鳴き声を聞きながら、夏の訪れを肌で感じています。そんな本日の記事は、前回から紹介している「エピクロス」の続きとな […]

エピクロスについて その1

 さて、七月も残り数日の本日から紹介する哲学者は前回のカントから時代を一気に遡って紀元前に生まれた「エピクロス」です。このブログで紹介した「ピタゴラス」と同じ、サモス島の出身で、紀元前341年に生まれたと言われています。 […]

イマヌエル・カントについて その20

 さて、今まで紹介してきた「批判哲学」のカントですが、本日で最後となります、ですが他にも彼に関する逸話は他にも残されています。例えば、家族と交流する事も少なく、恋人も作らず、厳格とも言える規則正しい生活習慣を続けていたカ […]

イマヌエル・カントについて その19

 前回から、カントに関する色々な逸話を紹介していますが、更に私生活に関する逸話が後世まで残っている様です。例えば、カントが生涯を通して独身だった理由、これは女性と距離を置いて、積極的に求婚しなかった為だと言われています。 […]

イマヌエル・カントについて その18

 六月が終わり、七月に入り、晴天の日は照りつける日差しが厳しさを増しています。そんな日々が続くと、ふと前の記事で書いたカントは気候が変わっても同じ生活リズムを崩さなかったのかと気になる事があります。生活を支えていた相手が […]

イマヌエル・カントについて その17

 さて、六月も終わりに近づく本日ですが、カントの話も終わりに近づいています。今まで紹介した哲学の他に、本日はカントに関する逸話を紹介していきます。まず、カントは何度も同じ手順で繰り返す事を好む性格だったそうで、起床する時 […]

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