哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ヘラクレイトスについて その3

 前回はヘラクレイトスの「火」に関する考えを紹介しました、そして最後に書いた「流転説」について紹介していきます。著作から引用されただろう言葉では「自然は本来自らの中に矛盾と対立を含み、対立物の争いことが世界の法(ゲイケー)であり、争いのない所に生死もない」や「争いは世界の法であり、戦いは共通であり、万物は争いと必然によって生ずる」があるそうです。この様な考えから、ヘラクレイトスが説く世界は、生成と消滅と運動と変化こそが宇宙自然における現実そのものであると定義されています。
 こうした言葉だけ読むとヘラクレイトスはは好戦的に思えますが、最初の記事で書いた様に彼は非常に難解な思想を持ち、貴族階級に属していたのもあってか誇り高い性格ゆえに孤高で独自の道を歩んだのです。更に、生涯の最後には医者に診てもらうことも拒否して、自分で治療しようとして亡くなったという逸話があり、正に彼の性格を表す様であり、最後まで孤高だった様に感じる話です。

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