哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

シャルル・ド・モンテスキューについて その3

 さて、出版された当時は匿名で、しかも支持されながらもカトリック教会からは禁書目録に載せられた「法の精神」ですが、これはモンテスキューが影響を受けたイギリスの哲学者ジョン・ロックの権力分立を更に発展させた三権分立を説いて […]

シャルル・ド・モンテスキューについて その2

 さて、20年という長い時間をかけて「法の精神」というモンテスキューを代表する著書ですが、最初は彼の名前は伏せて出版されました。モンテスキューは59歳となっており、出版された地はジュネーブでした、その著書は賞賛の手紙を数 […]

シャルル・ド・モンテスキューについて その1

 本日から紹介するのは三権分立の礎を築いたとされるフランスの哲学者モンテスキューです、生まれたのはフランス南西部にあるボルドー近郊、法服貴族の家庭で育ち、7歳の時に母が世を去った後は遺産を継承し、ラ・ブレード男爵となった […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その6

 本日で最後となるヴォルテールですが、彼はある事件から著書を発表して、当時のキリスト教の批判した事もあるそうです。それが「寛容論」です、この著書が発表されるきっかけとなったのは、プロテスタントのジャン・カラスという男性が […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その5

 さて、同時代を生きた哲学者ルソーと最初は良好ながら最後は決別してしまったヴォルテールですが、今回から彼の思想について触れていきます。そもそも、ヴォルテールが後世まで名を残したのは、彼が「啓蒙思想」の典型を唱えたからです […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その4

 生前から優れた知性と多大な影響力から「ヴォルテールの時代」と称される程の人物だった彼が、哲学者のルソーと出会ったのはヴォルテールが宮廷で余興劇を音楽家と共同で書き、その仕上げた加筆を任せたのだ最初です。その後、ルソーは […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その3

 哲学者としてより、文筆家として喜劇を発表するなどの活動をしていたヴォルテールですが、イギリスに渡った事で哲学に惹かれ、帰国後はフランスの旧体制を批判したことで、18世紀における自由主義の1つの象徴とみなされたのです。民 […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その2

 前回から紹介しているヴォルテールは若い頃は哲学に関する著書より、当時のフランスの政治や政府を批判する詩を書いては、それを詩編として出版し続けていました。このため、彼は1717年頃にバスティーユ牢獄に投獄され、そこで半年 […]

ヴォルテール/フランソワ=マリー・アルエについて その1

 本日か紹介するのは、フランスの哲学者、文学者、歴史家であり、イギリスの哲学者ジョン・ロック等と共に啓蒙主義を代表する人物とされています。名前に関しては、前の「ヴォルテール」はペンネームの様なもので、アルエという名前をラ […]

カール・ハインリヒ・マルクスについて その5

 本日で最後となるマルクスですが、彼の提唱した社会観、歴史観は「唯物史観」と呼ばれています、さらにマルクスは労働の分業化を押し進めていた資本主義を批判し、人間の「物象化」や「疎外」といった概念を打ち出して「資本論」にまと […]

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