哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

パラケルススについて その1

 本日から紹介する「パラケルスス」は哲学者の一面もありますが、謎の多い人物でもあります、残された資料によると本名テオフラストゥス・フォン・ホーエンハイム、または後世ではテオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイムと長い名が本名として広まったそうですが、存命中は使われなかったそうです。とりあえず、調べた事を紹介するとルネサンス期初期のスイスに居た人物とされています。「パラケルスス」という名前に関しては二つの有力説があり、一つは姓名である「ホーエンハイム」をラテン風にしたという説で、もう一つは「ローマの名医ケルススの名に、それを上回るという意味のパラをつけた」です。
 それから、1493年頃にスイスのアインジーデルンに生まれ、医者である父に哲学を教わりながら育ち、青年時代は諸国を巡り、医学だけでなく錬金術、魔術を学んだとされています。そして、1510年頃にバーゼル大学で学び、次に諸説ありますがフェラーラ大学医学部に入学して、人文主義医学に触れたとされています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください