哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ゴットフリート・ライプニッツについて その3

 さて、本日から彼の思想について紹介していきます、前回の記事で少し触れましたが、彼の哲学に欠かせないのは「モナド(単子)」です。調べた所、詳しく書くと彼の「思想」は非常に難しいらしく、ここでは「モナド(単子)」を中心に、出来る限り分かりやすく紹介したいと思います。そもそも、「モナド(単子)」とはライプニッツの哲学に登場する用語で、分割不可能なあらゆる物を構成する究極的要素であり、似た機能を持つ「アトム(原子)」とは空間的な広がりを持たないという点で異なっています。この「モナド」をライプニッツは精神的な存在と理解し、名を与えたそうです。
 そして、ライプニッツは「モナド」は外部と関りを持つ「窓がない」、独立の存在だと考え、「個々のモナドが他のモナドから影響を受けることはない、だが、モナドは世界を映すことでその内部に多様性と変化を認める事が可能になる。そこで個々のモナドが有する内的差異によってモナドは、他のすべてのモナドから区別される」と定義したそうです。

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