哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ストア派のゼノンについて その1

 本日から紹介する哲学者は前の記事で書いた「ゼノン」と名前は同じですが、今回から紹介する「ゼノン」より百年ほど後に生まれています。出身地はキプロス島、現在のエーゲ海の島です。商人の家に生まれて、成人して中年頃まで商業に携わっていたそうです。そんな彼が哲学に触れたのは22歳の時で、乗っていた船が難破してアテナイに流れ着き、そこで立ち寄った本屋でクセノフォンという人物が綴ったソクラテスに関する書物「ソクラテスの思い出」で目覚めて、そこからアテナイの様々な哲学者に師事したそうです。
 当初は本を読んだ店の主に教えられた派閥の思想を学んでいく内に自分の思想を作り上げたそうです。そして、最後はアテナイの彩色柱廊で自分の思想を教え始めたのです。この場所が「ストア・ポイキレ」と呼ばれいたので、ここから彼の思想を学ぶ人々は「ストア派」と呼ばれる様になったのです。そんな彼の思想は禁欲的であり、ここから「ストイック」という言葉が「禁欲的」という意味で使われ始めたそうです。

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