哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

プラトンについて その4

 前回はプラトンの書籍について紹介したので、本日はプラトンについて雑学になりますが、少し面白い話です。それは、今でこそ当たり前の様に呼ばれている「プラトン」と云う名前についてです。実は「プラトン」とは、本来は「広い肩」という意味であり、彼の本名は「アリストクレス」といいます。この通称の「プラトン」は、彼がレスリングを学んでいた師匠が名付けたのです。これが本名より広まり、いつしか「プラトン」が本名と思われるようになったのです。
 個人的に今も「プラトン」の名が広がっているのは、同時期に似たような名前の「アリストテレス」が居たのもあると思います。一字しか違いませんし、何より彼が弟子なのもあり、仕方なく二人が別人であることを強調する為に通称が広く使われたと思います。そんなプラトンの本名に似ている「アリストテレス」ですが、彼は先に書いたようにプラトンの弟子でした。そして哲学者として有名です。次回からは、その「アリストテレス」について紹介しようと思います。

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