哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

プラトンについて その3

 プラトンの思想と彼の思想の根本になっている「イデア」について紹介しました。そんなプラトンですが、師匠のソクラテスとは違って書籍を何冊か残しています。昨今は孔子やニーチェを筆頭に様々な哲学者の言葉を扱った書籍も多いです。しかし、この手の書籍に関しては必ずしも全てが本人の手で書かれたかは分かりません。ただ、現在もプラントの著書として伝わっているのは四部作で構成された九編の全集です。これらの内容は政治関連の内容も多く、先に紹介した政治に関心を持ったプラトン氏らしいです。ただ、この著書の内容は対話形式、つまり師のソクラテスが行った人と話す事で知識を深めていく様に綴られているそうです。その中でも愛について取り上げられている「饗宴」には、師のソクラテスの演説も収録されています。さらに後半にはソクラテスの信奉者が登場でてきて、更に愛を語るそうです。「愛」は哲学で数多く取り上げられるテーマですが、これは他の著書より内容が濃いとして有名だそうです。

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