哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

プラトンについて その1

 前回で哲学者ソクラテスの哲学や人生、それから妻について大まかに紹介しました。なので本日からは彼の弟子「プラトン」について紹介します。彼もソクラテストと同じくギリシア出身で紀元前420年代から340年代を生きた人です。当時の平均寿命は分かりませんが、今でも八十歳は長寿なので健康だったのでしょう。これは生まれた家が裕福な貴族なのも関係しているのかもしれません。また、プラトンはソクラテスの弟子ですが当初は政治に関心を持っており、政治家になるつもりだったそうです。しかし、師と仰いだソクラテスが政治的な理由で命を落としたので政治に失望した、と言われています。
 それからプラトンは紀元前387年に古代のエリート養成学校を創設したのです。文学的な評価も高いので、昔から教養はあったそうです。ここから生まれた哲学者もおり、プラトンの弟子だったアリストテレスとも通っていたそうです。そんな彼の哲学は初期はソクラテスの影響が大きかったそうですが、後期は彼独自の思想も生まれたそうです。それについては次回に紹介します。

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