哲学カフェ

哲学書を一つづつ取り上げて、それを時に独善的とも思われる解釈を試みながら、一見難しいものと思われる哲学書の解読を行うものです。

ソクラテスについて その2

 前回の日記でソクラテスの提唱した「無知の知」を紹介しました。そして、本日はソクラテスの生い立ちについて紹介します。ソクラテスが生まれたのは紀元前469年頃、父親は彫刻や石工を生業にしており、母親は助産婦をしていました。出身地はアテナイ、現在のアテナで、紀元前399年で亡くなるまで大半を暮らしたと言われています。ソクラテスは哲学者として有名ですが、当時は兵士として、何度か戦争にも参加しました。ただ、若い頃から自然科学など文化的な事にも興味があったそうです。
 そして、紀元前420年代にソクラテスは神託を受けたと言われています。そうして自分の思想を世に広めたソクラテスですが、当時の権力者には受け入れられず、反感を買って裁判で死刑判決を受けます。しかし、ソクラテスは刑が執行されるまえに自ら毒を飲み、この世を去ります。享年70歳と当時では長寿ですが、彼が「哲学者」としてプラトン等の弟子を得た年月は、十年ほどと意外に短かったのです。それでも、今日まで思想が残るのは凄いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください