心の行方~哲学的、心理学的、科学的に心とは何か~ TOP

心の行方~太田雅子著『心のありか』を読む

太田雅子著『心のありか』をもとにして心というものに一度は疑問を持った人に対して心の「現在」をお伝えします。

心理学的に、そして哲学的に、また、科学的に心とは何かという問題に触れます。

  • 心は果たして神経や脳細胞と言ってた「モノ」か
  • 心がモノという物理主義を乗り越えるヒント
  • 行為の理由と原因と心の関係
  • 心的説明というものから心的因果というものへの移行
  • これからの心の行き先

などなど、他にも、哲学的なアプローチで心の問題を扱ってゆき、様々な疑問に答えます。

序章 何故心の問題が哲学の問題になるのか

『心のありか』のあらまし

第一章 心と因果的なもの

一、心に関する物理主義というもの~ディヴィッドソンの立場

二、「スーパーヴィーニエンス」とは何か

三、スーパーヴィーニエンス論法

四、心の働きを物質化する 機能的還元

五、機能的還元の代償

第二章 物理主義を乗り越える 一 キムに抗して

一、〈閉包性〉という障壁

二、機能はうまく還元出来るか

第三章 物理主義を乗り越える 二 「性質」としての心

第四章 心的な説明は因果的か?