心を豊かにする方法
「プラス思考を身に付ける いくつかのヒント」
心を豊かにする方法 > 傷ついた恋の忘れ方
誰にでも、恋に傷ついた過去、消したい記憶の一つや2つ・・・ありますよね?
思い出すたびに辛くなる恋の終わり、嫌な汗をかくような恥ずかしい過去、思い出すのも苦しい思い出、何年経っても癒えない心の傷。失恋です。
どんなに苦しくても、心の傷に塗る薬や、感情の痛みを抑える鎮痛剤はありません。
いっそのこと感情なんて、無くしてしまえればいいのに・・・。
そんな風にして毎日を過ごすのは、もう終わりにしましょう。
傷ついた心の傷は、確かに時間が解決してくれるでしょう。
しかし、心の傷を癒すのに必要な時間は、とてつもなく長い時間を要します。
その間に心は、傷ついた痛みを感じまいと感覚を鈍らせ、感性を破壊します。
急がなければ、あなたの心は取り返しがつかないほど、壊れてしまいます。
このような場合は、心理学でいう「リフレーミング」が役に立ちます。
「フレーム」とも言われますが、これは、悲観的になって物事をマイナス思考でしか考えられなくなった時、今までの概念を取り払い、プラス思考への転換を図る、というトレーニングで取り上げられます。
気分が沈んでいるうちは、何を見ても聞いても、いい方向には考えられません。
全てを最悪な方向へ、自分で追い込んでしまい、自爆へ向かうのが常ではないでしょうか。
そんな時、元になっている記憶はおそらく、色がない状態、モノクロの記憶として心に蓄積されていると思います。
心の隅に追いやり、封印してしまいたい記憶から、心は無意識に色を奪います。
マイナスの感情はマイナスのイメージを育て、黒く硬く、無機質なモノへと変化させてしまうからです。
それならいっそ、その記憶に色を付けて見てはどうでしょう?
なるべく明るくて華やかな軽い色。
ピンクやオレンジ、イエローにライム。春を思わせるパステルカラーが素敵ですね!
もちろん、ブルーでもグリーンでも構いません。
ただし、あまり暗くない、気分がウキウキするような色を選んでください。
辛い記憶を思い出すのは困難かもしれませんが、自分の好きな色で思い出を塗り替えながら再生する記憶は、今よりずっと軽くなるはずです!
重い、痛いと嘆きながら時を待つより、違う視点で「過去」を見つめてみましょう。
きっといつか、笑顔で振り返れる思い出に変わるはずです。
そして、忘れないでください・・・。
悲しみが残るうちは、涙が渇くまでは、急いで忘れようとしないこと。
完治していない傷を無理に塞いでも、傷口は大きくなるだけです。
自分の心にきちんと向き合い、思い出を手放す準備が出来てから、ゆっくりと緩やかに手放せばいいのです。
傷口に塩を塗っても痛みが増すばかりで、いい方向には進みません。
まずは気持ちに整理を付ける。
忘れるのは、それからでも遅くはないのですから・・・。