心を豊かにする方法
「プラス思考を身に付ける いくつかのヒント」
心を豊かにする方法 > 心のデトックス
ある女優さんが、こんなことを言っていました。
「私は人前では泣かない。けれど1人になった時、思いっきり泣く時間を作っています」
「泣く時は、ビールとティッシュを用意して、1時間のタイマーを掛けるんです。そして、声を出して思い切り泣きます!」
その言葉を始めて聞いたとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。
私にとっては、驚きだったからです。
大の大人が、声を出して泣く?
しかもそれを人前で堂々と公言するなんて・・・。
普段は、そんなことは全く感じさせないほど明るいイメージの人でしたから、テレビに出ている人が、そんなことを言っちゃうなんて・・・。
でも、それと同時に親近感も湧きました。
「そうだよな、芸能人も人間なんだよな~」
当たり前のことを今さら気が付いた自分が可笑しくて、思わず笑ってしまいました。
そういえば、いつから素直に泣くことを止めてしまったんだろう・・・?
子供の頃は何も考えずに、泣きたい時に泣いていましたよね?
いつからか大人になって、泣くこと自体が、弱さを認めること、いけないことだと、勝手に決めつけていました。
でも、違うんですよね・・・。
大人だって泣いていいんです!
むしろ子供の頃より、大人になってからの方が、泣きたい場面に出会うことが多いくらいです(苦笑)
子供の頃は、親という庇護の盾に守られて、好きなことを好きなようにさせてもらえていました。
そして独り立ちするようになって、全てが自分の責任として重く伸し掛かる背中に、いつのまにか涙を隠すようになっていました。
大人になると、泣くことにも努力と勇気が必要になります。
だからこそ、泣きたい時に涙を抑え込むような日常を見直さなければなりません。
無意識にせき止めた涙は、いずれ溢れて、感情のコントロールを麻痺させます。
泣くときは思い切り泣いて、悲しみを吐き出し、感情のリセットを計ることが大切です。
そのことを教えてくれた女優さんは、最期にこう付け加えてくれました。
「泣くときには思い切り泣く。その代わり、タイマーが鳴ったら後は引きずりません!
いつまでクヨクヨしていても、何も解決しないですから・・・。
泣いた後は、不思議とやる気が湧いてきて、明日も頑張ろう、って思えるんです。
涙は心のデトックスなんですよ。今日も家に帰ったら思い切り泣きたいと思います・笑」
本当の強さとは、自分が傷ついていることを真正面からしっかりと受け止め、涙を流すことで培われていくものだと思います。
そして、自分を卑下せず、そこから立ち直る努力をすること、心のデトックスを積極的にすることが大切です。
私も傷ついた日は、思い切り泣ける映画を数本、用意しています。
タイトルは・・・内緒です(笑)
映画でも音楽でも、本でも構いません。
皆さんも、自分の「泣ける定番」を探してみてください。