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あなたを傷つけるもの

あなたを傷つけるものは、何ですか?

そう聞かれたら、あなたはどう答えるでしょう?

「いつも口うるさい上司が、昨日は特に機嫌が悪くて・・・。仕事の件で、さんざんなことを言われたよ」

「スーパーに買い物に行ったら探しているものが見つからなくて、店員に聞いたらムッとした顔をされたわ!買い物なんか行かなきゃよかった・・・」

「友達と会う約束してたんだけど、すっかり忘れちゃってて。謝ったんだけど口も利いてくれないんだ。アイツって最低!そりゃあ忘れた俺が悪いんだけどさ、あんまりだよ」

確かにどの出来事も、当事者なら傷ついてしまいそうな出来事ばかりです。

でも、ちょっと待ってください。

もしかしたら、それは勘違いか思い込みかもしれません。

今、例に挙げた3人の言い分をもう一度、考えてみましょう。

「いつも口うるさい上司の機嫌が悪くて・・・」と言っていた人は、普段から自分にキツク当たる上司が、昨日は特にキツい言い方をしたため機嫌が悪いように見えたのかもしれません。

「店員にムッとした顔をされた」と言っていた人は、欲しいものが見つからず店員に聞いたら、案外近くに目当てのものを見つけバツが悪く、店員はどう思っているかな、という罪悪感が、ムッとした顔をされた、と思ったのかもしれません。

「謝ったけど口も利いてくれなかった」人は、自分で会う約束を忘れていたため、友達に申し訳なく思い、いっそ責めてくれたら気が楽なのに・・・と思う気持ちが、友達の声を敢えて聞かなかった、のかもしれません・・・。

人は、自分に甘い生き物です。

自分にとって都合の悪いことは、敢えて「見ない、言わない、聞かない」傾向があります。
どこかで聞いたことがありますね(笑)

でもそれは、決して悪いことではありません。

自分の都合の良いように解釈することも、時には必要なことです。