心を豊かにする方法 > 「支配者」の影

「支配者」の影(1)

「どうせ」、「でも」、「だって」・・・

無意識に、この言葉を口癖にしてしまっている人、けっこう多いですよね?

そして、このパターンが出来上がってしまったら最期、簡単には抜け出せない「負のループ」をグルグルと回り続けることになります。

  • 「〇〇でなけらばならない」
  • 「〇〇してはいけない」
  • 「だって〇〇だから」

こうして心は、がんじがらめに縛られて、身動きがとれなくなっていきます。

こんな時は「支配者」が顔をのぞかせているかもしれません。

「支配者」は、あなたの心を操るのがとても上手です。

優しくしたり、冷たくしたり・・・。

時には感情まで操って、あなたを言葉巧みに、どん底まで突き落とします。

あなたが自信を失うような言葉をわざと選び、落ち込ませ、気力を奪い、完全に心を支配するのです。

この恐ろしい「支配者」の正体は・・・?

他ならぬ、あなた自身の思考回路が生み出した「虚像」です。

後ろ向きな思考パターンは習慣になり、自信の無さが余計な憶測を引き起こします。

「支配者」という「影の虚像」は、いつでもピッタリとあなたに寄り添い、あなたの言動をコントロールしようとしているのです。

「支配者」の影(2)

あなたの心の中の「支配者」は、あなたに元気になられては困るのです!

「支配者」は、自分の存在が脅かされることを知っているため、あなたの心を冷たい場所に閉じ込め、がんじがらめにして縛りつけておきたいのです。

そのため、普段のあなたなら気にしないような他人の些細な一言さえ、「支配者」によって捻じ曲げられ、大げさに聞こえてしまうのです。

この原因の多くは、幼い頃のトラウマによるものだとも言われています。

厳しい親による束縛や干渉、過度な期待などによって「自分は良い子でいなければならない」、「困らせるような我儘をいってはいけない」と刷り込まれ、心が硬く尖ってしまうのです。

それなら・・・?原因が分かれば答えは簡単ですよね。

「支配者」の声を聞かなければいいのです。

でも、あなたの中から聞こえてくるのですから、耳を塞いでも「支配者」の声は聞こえてきます。
聞こえてもいいのです!

「支配者」がまた、あなたに悪口に聞こえるように囁いたら、言い返してやりましょう。

「あなたの声は聞かない・・・」

イメージを繰り返すことで、明確な判断ができるようになります。

それに伴い、負のオーラを纏う「支配者」は次第に大人しくなるでしょう。

余計な勘ぐりをすることもなくなります。

影は影らしく、黙っていてもらいましょう(笑)