心を豊かにする方法 > 見えないバリア

見えないバリア(1)

自分では心当たりがないのに、あらぬ攻撃を受けてしまったという経験はありますか?

そんな時、何か言わなければと思うのに何も言い出せない、悔しい思いで唇を噛みしめて耐えるしかなかった・・・。

そのような経験は少なからず、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

何か言い返してやろうと思うから、より腹立たしさが募り、怒りのスイッチを押すのです。

「せめて一言!」と口を開いても、相手の迫力に押されて、もしくは立場上、言い返すわけにはいかない、という人も多いでしょう。

家に帰って思いつく限りの罵詈雑言と、呪いの念と共に針を差すのもいいですが(苦笑)

ここでは「見えないバリア」の方法を紹介したいと思います。

そのバリアは、まるでオーダーメイドのように、あなたのサイズにピッタリとしていて、伸縮自在です。

どこにでも持ち運び可能で、しかも必要な時にすぐに取り出して装備することができます。

どんなに相手が汚い言葉であなたを罵ろうと、プレッシャーを掛けようと、あなたは悠然と構え、静観していればいいのです。
何も怖くはありません!

だってこちらには、あなたの心を守ってくれる「透明なバリア」があるのですから。

見えないバリア(2)

「透明なバリア」を作る前に、まずはイメージを膨らませてみてください。
あなたの心が縮んで、何も言えなくなる状況は、どんな時ですか?

  • 酷い言葉を言われたとき?
  • 無言のプレッシャーを掛けられたとき?
  • 大きな声を出して迫られたとき?

あなたの心が小さく縮んで、何も言い返せずに下を向いてしまう状況を知っていれば、前もって「透明なバリア」を作る準備をしておくことができます。

何の準備もせずに、いきなりそのような状況に放り込まれたら、誰でも委縮してしまいますよね。

そうならないためにも、どんな事にあなたの心が過敏に反応するのか、知っておく必要があるのです。

状況が掴めたら、イメージの中だけで、空中に四角いバリアを張ることを想像しましょう。やり方は自由です。

指で線を引くようになぞっても良いですし、手の平からボワンと出てくるイメージでも構いません。

大きすぎず、小さすぎず、出来るだけあなたの身体にピッタリと合う程度の大きさのバリアです。

そのバリアは、薄いけれどしなやかに硬く、相手の顔や声もちゃんと聞こえるバリアです。

これで相手は、あなたにそれ以上、危害を加えることはできません!

更に、あなたのすぐ後ろに見ず知らずの「他人」がいると想像してください。

こちらに向かって何事かを言い放っている相手は、あなたに対してではなく、あなたの後ろの「他人」に対して攻撃しているのです。

あなたは全く、この出来事に対して関与してはいないのです。
目の前の状況を何の感情も交えずに見ていればいいだけです。

「それだけ?」と思うでしょうか?・・・はい、それだけです。

この方法が、試してみると案外使えるのです!(笑)

私も仕事の立場上、口答え出来ないことが多いので、この方法で、その場を乗り切っています(苦笑)

どうしても自分の意見を通せない時や、心が委縮して言い返せない状態のときは、試してみてください。