心を豊かにする方法 > 印象を操作する

印象を操作する(1)

「人の印象は、約7秒で決まる」と言われます。

これは「初頭効果」と呼ばれるもので、ポーランド出身の心理学者ソロモン・アッシュが、1946年に行った「印象形成の実験」によって立証されました。

「初頭効果」とは、物事の一番最初が記憶に残りやすい、またはインパクトを受けやすいということです。

初めて会う人の第一印象を決める際、極めて重要な要素ともなる「イメージ戦略」できれば好印象を残したいもの。

そのためには何をするべきか・・・。

例えば就職などの面接時、5人が面接官の前で自己アピールするとします。

まず1人目、最初の人に、いっせいに面接官の目が集まります。

この最初の人の印象が、面接官にとって良くも悪くも、その人の印象が刷り込まれ、強く記憶に残ります。

それも、この強く残る印象の「刷り込み」というのは、その人が話し始める以前、パッと見て、注目した瞬間から記憶し始めます。

さらにインスピレーションも手伝って、注目した瞬間から7秒で、その人の大体の印象を決定付けてしまいます。

出会いのイメージをより良いものとして記憶させたいなら、この7秒間が勝負なのです。

印象を操作する(2)

相手と対面したら、まず気を付けなければならないのが「見た目」の印象。

相手を不快にさせない清潔感のある服装はもちろんのこと、立ち座りの姿勢やしぐさ、目の配り方や話し方、態度・・・。

これらを相手の目に触れる7秒間は徹底的に意識して行動する必要があります。

ネガティブな単語や表現は厳禁!無表情も印象を悪くさせる要因の一つです。

この7秒間を完璧なものにすれば、勝負は半分、勝ちのようなものなのです。

ちなみに、最初の7秒間に良いイメージを残せなくても大丈夫です。

今度は「親近効果」に切り替えましょう。

「親近効果」とは、「初頭効果」とは正反対のもので、物事の最後に起こったことが、より鮮明に相手の記憶に残る、という現象です。

簡単に言ってしまえば、最初のイメージと最後の印象が一番記憶に残りやすく、覚えられやすいのですから、それを利用しない手はないということです。

自分が他の人と順番に何かをやるとき、好きに順番を選べる状況なら、最初か最後のポジションを選べばいい、というだけです。

その後の相手の印象をどう変化させるかは、自分の努力と神のみぞ知る、に尽きますが・・・。